古武術の技に学ぶ「快適動作」トレーニング!
足指の能力と、前重心を取り戻すだけで、足腰の痛みは解消されます。日本の伝統的な武術には、筋力に頼らなくてもラクにカラダを動かせる知恵が詰まっています。古武術研究家・甲野善紀氏の下で長く研鑽した著者が、「足指をにぎる」「スネを立てる」「前重心」「フラット接地」など、武術の技に立脚した身体術を初公開。腰やひざに痛みのある方は緩和し、痛みのない方はいつまでも元気に過ごせるカラダに変わります。著者は1979年に甲野善紀氏主宰の武術稽古研究会・松聲館に入門。2003年の武術稽古研究会解散後、甲野氏の技を研究する人のために「半身動作研究会」を設立し、甲野氏の技の普及につとめている。
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《章目次》
はじめに/「骨なり」に立てば、ラクに体が動かせる
第1章 足指がカラダ全体を支えている
第2章 前重心に変われば、カラダの痛みが改善する!
第3章 足指テストで現状をチェック
第4章 足指をきたえる簡単エクササイズ
第5章 歩きを極めれば、カラダが目覚める!
第6章 全身がラクになる姿勢を探す
第7章 なぜ武術の動作でカラダが変わるのか?
文 中村考宏(MATAWARI JAPAN代表)
中島章夫先生は、私の東京の父というのには若すぎる、東京のおじさんという感じか、【東京・技アリ企画】の世話役を引き受けてくださって、もう7年目になる。時間のある時には古武術というものを教えてくれた。もともと、私は戦うということを好まず、凄い技ができるようになって強くなりたいという気持ちもなかったが、中島先生のそれは「僅かな力のやり取り」の稽古という感じだったので面白かった。最近は、スケジュールが合わず最後に棒術を稽古してから久しい。
この9月で先生は還暦を迎えられた。そして、「半身動作研究会」から名称を改め「動作術の会」とした。確か、肩書は「古武術研究家」だと記憶しているが、「動作術研究家」になっていた。「武術を捨てたのか?!」だが、私には「動作術研究家」の方がしっくりくる。先生からは、凄い技ができるようになって強くなりたいとか、皆をビックリさせたいとか、考えている様子は伺えず、技の成り立ちの研究を楽しんでいるようにみえるから。若い人たちは凄い技にみせられ技を競い合うが、中島先生には大事なことがわかっているのだ。私は先生から技の成り立ちには「ヒトのカラダの構造」という要素が欠かせないということを教えて頂いた。ともに構造動作トレーニングを実践し、意見交換を重ね、私にも「技を磨いている人」と「動きを磨いている人」がよくわかるようになった。「技を磨いている人」は達人といえどカラダを壊している。まだ、無傷の達人といわれる人に出会ったことはないが、きっと「動きを磨いている人」なのだと思う。私は動作術研究家・中島章夫先生を一押しします!(画像 月刊『秘伝』より)
『動作術の会(半身動作研究会)』では、松聲館の甲野善紀先生の技法を知る手がかりを得るための稽古法を、左右の半身動作(ナンバ動作)、上下の半身動作(構造動作トレーニング)の視点から稽古・研究しています。
「ひづめの会」とは、牧神の蹄(足指トレーニングブロック)所有者による研究会と、関心のある人たちへのレクチャーの場となる会です。
内容(「BOOK」データベースより)
筋力が衰えても、年を取っても、ラクに歩ける!カラダが痛まない!
武術の知恵がつまった身体術を初公開。
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