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  • arch(アーチ)サンダル「解剖学に基づく新感覚ワラーチ」誕生
    arch(アーチ)サンダル「解剖学に基づく新感覚ワラーチ」誕生ワラーチを履いて山へいくのは、10年ぶりでしょうか。当時はタイヤをカットして自作のワラーチを履いて、タラウマラ族の感覚を味わいたくて興味本位でした。次第に足の知見が深まり、普通のシューズを履きこなせるようになりたくなり、ワラーチから遠ざかっていました。新作ワラーチ「アーチサンダル」試し履きです。なぜ、10年ぶりかというと、実は他にも理由があり‥‥私はヤマビルとマムシが大の苦手で山で肌は出したくない、今年はすでに3度マムシに遭遇していますし、ヤマビルの被害にもあっています。その度に悲鳴をあげて飛び上がるほど苦手なのです。できるだけ、湿気がない、カラカラに乾燥している舗道を選んで、山を登っていきました。アーチサンダルは、6?のソールを使用し、ヒールと第一趾のサポートを工夫してありますので、ほぼ裸足の感覚です。下りは、普段のシューズよりも、足指を使った感じです。下山して、足指をみると、ほんのり赤みがかり血行がよくなっているようでした。普段は、かなり接地時に足指を意識していますが、意識と実際とは違うということなのですね。マムシとヤマビル嫌いな私ですが、この夏はカラカラに乾燥した舗装路限定でアーチサンダルを履いてみようと思います!!今回はarch(アーチ)サンダル「解剖学に基づく新感覚ワラーチ」が誕生するまでです。▲写真右が私(中村考宏)のarchサンダル院長:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細ワラーチから牧神の蹄までの経緯BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の走る民族「BORN TO RUN 走るために生まれた」 ウルトラランナーVS人類最強の走る民族が話題になったのは10年前。ベアフットランニングをされている方たちのワラーチは、それぞれのランナーにより工夫が見られるようになっていた。ワラーチ・プロジェクト私もワラーチを自作したことがある。2012年自家製サンダル「ワラーチ」を履いて河口湖から神戸までの500?を走り抜くというワラーチ・プロジェクトに木村東吉さんと和木香織利さんの応援に行った。その時に私は自家製のワラーチを履いていた。鼻緒を上手く摘めない、足半(あしなか)、高下駄、一本下駄私は2000年に治療院を開設し、足を故障して来院される方たちの治療効果を上げるために、様々な履物を履いて、足と動作の関係を検証した。足半(あしなか)を手作りしたり、サンダル、マリーンシューズ、高下駄、一本下駄、ハイヒール、トウシューズなど、色々なものを試していた。当時、鼻緒の着いた履物が足に良いといわれて、サンダルや雪駄、中には一本下駄を履いて来院された方もいたが、そのほとんどの方は、鼻緒を上手く摘めておらず、シューズを含め履物を履きこなせていない方ばかりだった。原因は、足の機能が著しく低下していて、履きこなせないこと。BORN TO RUN では、高性能シューズが足のトラブルの原因だとされ、多くのランナーがシューズを脱ぎ捨てたが、果たして?牧神の蹄(足の感覚トレーニング)2007年、鼻緒のない下駄をコンセプトに、牧神の蹄(足感覚トレーニングブロック)を考案した。それが今では足指トレーニングのバリエーションを広げ全身を整える重要なアイテムになっている。それほど現代人は足指の機能が著しく低下していたということを改めて実感した。足指の機能低下は全身に影響し心身の不調の原因につながることが多い。機能が低下している足では履物を履きこなすことが難しい人の体の状態は個人差がある。同様に足の状態も著しく機能が低下した状態から健康な足の状態まで幅広い。おそらく、健康な足の状態ならば、どのような履物を履いたとしても履きこなせるだろう。しかし、機能が低下している足の状態は、履物を履きこなすことが難しい。arch(アーチ)サンダル裸足ランナーのナカケン(中村健児)さん裸足ランナーといえば「裸足王子」吉野剛さんが有名です。以前、趾で身体が変わる(日貿出版社)を刊行したころ、東京でお会いしたことがあります。その時、裸足で走っても怪我はしません、と伺って、びっくりした記憶があります。私はヤマビルやマムシが大嫌いなので、裸足にはなれませんが、確実に怪我をすると思います。そのような、野性的な裸足ランナーが中部地区にもいました。それが、なかけんさん、です。はじまりは、コロナ前に名古屋で開催していた足指トレーニングの講座に参加されました。それから、2022年4月に三重県桑名市多度町で開催した機能的な体づくりサロンに参加されました。ナカケンさんは、日々、牧神の蹄を使った足の感覚トレーニングで、健康的にランニングをつづけていけるように機能的な足づくりをこころがけ、ワークショップで経験と知識を参加者の皆さんにお伝えしているそうです。新感覚ワラーチ、2回目の打ち合わせナカケンさんと出会って10年前には考え付かなかった足の機能面を考慮したワラーチが作れないだろうか、と思い提案しました。4月に話し合ったワラーチのアイデアは、これだ、と思いました。しかし、2ヶ月、ナカケンさんは試行錯誤してくださいましたが、1足作るのに微調整が必要でとても難しいアイデアだったということがわかりました。そして、アイデアは私が頭でイメージしていたことと、実際にワラーチを履いた感覚が、ずいぶん違うものでした。1足作るのに時間はかかるし、履いていてストレスを感じましたので、考え直すことにしました。構造動作的なワラーチは、どのようなものなのか?当初のアイデアは活かしつつ、少し離れたところから、そのアイデアにアプローチをしてみました。すると、思いがけず、足に纏うようなワラーチの発見がありました。あとは、ナカケンさんの職人魂で完成度が高まるはずです。新感覚ワラーチ arch(アーチ)サンダル誕生私のarch(アーチ)サンダルには余分な穴が開いています。これは、当初のアイデアで開けた穴です。私の腓骨遠位端(外果の先端)、脛骨遠位端(内果の先端)、第一中足骨(体)、第一中節骨(体)を測定し、足に纏うようなワラーチが誕生しました。2022年7月16日構造動作トレーニング・東京教室で中島章夫氏のarch(アーチ)サンダル制作動作術の中島章夫先生がサンダルを履いた感想は、「裸足よりも軽い、裸足よりも裸足感覚」ということでした。構造動作トレーニング・東京教室2022年8月6日 arch(アーチ)サンダル仲間がまた一人8月の機能的な体づくりを終えて、ナカケンさんが、アーチサンダルをつくりました。参加された方たちも、興味津々です。【左】また、一人、アーチサンダル仲間が増えました!京都の鶴山さんです。アーチサンダルの感想を楽しみにしています。【右】アーチサンダル職人のナカケンさんです!これから、アーチサンダル作りで忙しくなりそうです。また、職場に姿勢部なるものができたそうで、顧問に就任されたそうです。裸足に職人、顧問と多彩ですね。機能的な体づくりサロン骨とarch(アーチ)サンダルこのサンダルは、オーダーメイドです。それは、踵、腓骨、脛骨の大きさ、位置などが人それぞれ違うからです。サンダルの特徴は、ヒールとアーチ(第一趾)のサポートをし、第二〜第五中足骨をフリーにすることです。そして、足の各関節をフリーにする工夫をしていますので、サンダルを纏い、裸足よりも軽い、裸足よりも裸足感覚が得られる、そんな感覚のサンダルです。アーチ(arch)サンダル・ランニングアーチサンダルを履いて走った時の接地衝撃、足膝の負担、足指の意識2022-08-19 雨降りが続いたので運動不足気味。 天気がよいのでarch(アーチ)サンダルを履いて多度山山頂へ登ってみるが、若干、舗装路が湿っている。サンダルを履いて山へ行くときは、舗装路がからっからに乾いていた方が私は安心できる。 素足にヤマビルが付こうものなら跳びあがってどうにかなってしまいそうなくらい過敏になってしまう。接地を意識しているが、素足感覚で足指の感覚がいい。山頂は秋の雰囲気だ。そういえば、麓に猿の群れがいたが、中腹に1匹の顔色の悪い子猿がいた。青白い顔の猿を見たのははじめてだが、体調が悪くはぐれたのだろうか。それから、リスが山道を横切り、行ったり、来たりしていた。大雨で栗やドングリが落ちていたから、餌の収集かな。接地衝撃や足や膝にかかる負担、接地時の足指の意識、などの検証私はロウギアランニングで体を整えるために走る程度ですので、膝を故障するほど走るようなことはありませんが、ソールの厚さ6mmと裸足感覚に近いアーチサンダルで走り、接地衝撃や足や膝にかかる負担、接地時の足指の意識、など検証中です。 先日は、アーチサンダルを履いて多度山に登りました。その時にアーチサンダルを履いて走った時の接地衝撃や足膝の負担、接地時の足指の意識などを検証してみました。走ってみた感覚は裸足の感覚なので、舗装路の割れ、小石の踏みようによっては痛いです。できるだけ、障害物を避けて接地するように心がけました。接地衝撃シューズよりは、衝撃を感じますが、走っていても気にならないレベルでした。足膝の負担接地衝撃を、ある程度、緩和できているのか、走っていても気にならないレベルでした。接地時の足指の意識裸足感覚ですので、シューズと比べると断然、接地時に足指で地面をとらえる意識ができました。【感想】私がアーチサンダルを履く目的は、接地衝撃を緩和する精度を高めるためです。日ごろおこなっている、足の感覚トレーニングの効果だと思いますが、接地時に足指の意識がしやすかったです。そのため、ある程度、接地衝撃を緩和できました。また、日ごろおこなっているスクワットトレーニングの効果だと思いますが、足指の意識と足膝股関節の連動が合わさって接地衝撃を緩和しやすくしていた印象です。私の場合は、アーチサンダルを履いて走っても問題ありませんでしたが、シューズに慣れているランナーで足指の感覚が鈍い人や、しゃがむ動作(スクワット)が苦手人は、難しいかもしれません。もし履かれる場合は、足の感覚と運動の状態を良好にしてから、徐々に慣らしていくと、接地衝撃を緩和する精度を高めやすいと思います。アーチサンダルを履いてみたい!アーチサンダルカテゴリーページ解剖学に基づく新感覚ワラーチ「アーチサンダル」
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  • アーチサンダルとロウギアランニングとの相性
    アーチサンダル(arch)とロウギアランニング(low gear)の相性アーチサンダル(arch)を履いてロウギアランニング(low gear)との相性を試してみました。院長:中村考宏柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。2020年三重県桑名市多度町にえにし治療院を開院。股割り歴20年、MATAWARI JAPAN 代表。著書「骨盤おこし」で体が目覚める(春秋社)、趾でカラダが変わる(日貿出版社)、他多数。メディア「anan」「クロワッサン」「Tarzan」などで「骨盤おこし」「足指」を紹介。NHKテレビでコロナ禍の運動不足解消エクササイズを紹介。プロフィール詳細ロウギアランニング(low gear)11月の機能的な体づくりサロン終了後、股割りロールオーバートレーニングをし、多度川のウォーキングコースで行いました。結論から言うと、アーチサンダルは接地時に指先を感じやすいので、私はロウギアランニングとの相性はよいと感じました。150-130テンポはじまりは150テンポでリズムに体を慣らし、ビートを刻んでいきました。その後、テンポとビートに体が慣れてきたころに、130テンポに落としました。サロンで足指や深部感覚などのトレーニングをした後ですが、やはりアーチサンダルは足指を良く感じられ、接地感覚が敏感で、接地の質を高めるのにロウギアランニングとの相性は良く、サロン参加者の山本さんは陸上競技経験者で、来週、マラソン大会に参加するということで、ランニグ動作の構造を見直すのにもよいタイミングでした。アーチサンダルを履いてみたい!アーチサンダルカテゴリーページ解剖学に基づく新感覚ワラーチ「アーチサンダル」
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