最初にチェックすべきは足裏。
母趾球がタコのように厚いのは、母趾球中心の動きが身についた証拠。加えて踵の皮膚がカサカサで分厚いなら、踵に常時力が加わる後ろ重心が習慣化していると覚悟したい。
次にハガキを小指側から差し入れてみて抵抗なく通ったら、小指と薬指が遊んで地面から浮いている恐れがある。後ろ重心だと母趾球側に力が入り、小指と薬指がサボりやすくなるので注意したい。
カラダの土台である足から姿勢を変えるには、日常生活で小指と薬指をきちんと使うように気をつけながら、前重心(本来の中心)へと大胆にスイッチすべき。最低限、足指を握り込んで足でゲンコツができるようにしたい。
足指を意識し、根元のMP関節から自在に動けるようにしたら、小指と薬指を目覚めさせ、前重心を心がけて股関節を上体の重みからフリーにする。 そうなれば立つ、歩くといった普段の所作はもちろん、ランなどの運動も効率的に行えてカラダへの負担が減らせる。前重心が身につき、足指が思い通りに使えるようになるまで、できれば毎日続けてほしい。 一日一回は足裏を見て、足指と向き合うと、足元からの姿勢の変調サインを早めに発見できる。
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